名前詩販売のプロフェッショナルとしての心構えとプライド

あなたは名前詩の作者だとしましょう。そしてあなたは現在、自作の名前詩を販売している人だとしましょう。ネットショップでも実店鋪でも構いません。名前詩の販売者だと仮定します。そんなあなたに質問です。

あなたの名前詩は商品ですか?それとも作品ですか?では、あなたが考える商品の定義は何ですか?作品の定義は何ですか?

名前詩販売に興味がある。いずれ名前詩を販売してみたい。副業として。本業として。名前詩売る商売をしたい。名前詩ビジネスに参入したい。名前詩を売って稼いでみたい。

そんなあなたのお役に立てるよう、名前詩販売のプロフェッショナルとしての心構えを伝授しましょう。いつの日かあなたが名前詩を販売する時のために…。




商品と作品の違いを理解する

商品は売り物です。作品も値段をつけて売れば売り物です。どちらも似たような物です。というか同じです。でも違います。では何が違うのか。それは心が違います。思い入れが違います。魂が違います。

仮に、販売目的のために作った物を商品と定義しましょう。では作品はどうでしょう。売る目的ではなく表現する目的で作った物と定義しましょう。表現です。その表現は時に偶然であったり、狙った表現かもしれません。しかし、目的は表現です。心を形で表した物。魂を形で表した物。魂をこめて作った表現物を作品と定義します。

商品は売れなければ意味がない

商品にはプライドは不要です。売ることが目的なので稼がなくてはなりません。儲けなくてはなりません。売れなければ意味がありません。売れるためにこの世に生まれたのが商品なんです。それが商品の目的なんです。

商品にプライドは一切不要です。こだわりも不要です。売れればよいのです。売れれば目的は達成するのです。売れ残って在庫となってしまうと目的の達成はできません。商品にプライドこだわりは不要なのです。

目的を達成するためには、買い手の要望も極力聞くべきなのです。売るため、買ってもらうためには、買い手の要望に応える必要があるのです。それか買い手のわがままや理不尽な要望であってもです。イヤイヤきくしかないのです。

作品にはプライドを持つ

あなたという作者が魂を込めて表現したものが作品です。心の表現でもあります。あなたという才能豊かで感性豊かな人が表現したものが作品なのです。あなたの分身、作品。自分の作品にプライドを持ちましょう。こだわりを持ちましょう。プライドを持ち、拘りを持ち、自分のスタイルを絶対に壊さないようにしましょう。

作品に対する買い手からの要望は一切聞く必要はありません。修正なんてもってのほかです。修正に応じてはなりません。あなたがこれだと思って完成させた詩だから価値があるのです。直す必要は全くありません。あなたが作者なのですから。主導権はあなたにあります。作品は商品ではありません。プライドを持ちましょう。

作品の良さを理解してくれる人だけが買い手なのです。あなたの作品に対して「ここを直せ」とか「ここを変えろ」なんていうこと自体、間違いなのです。なぜならそれが作品だからです。作品とはそういうものなのです。

「ここがこうなってれば買うんだけど…」という人がいたとしても、丁重に断りましょう。あなたの作品の価値をわかってくれる人は絶対にいます。絶対にいるはずです。その人に買ってもらいましょう。作品にはプライドを持つべきです。

作品の安売りは絶対にしない

商品は安売りをしても構いません。なぜなら、商品の目的は売ることですから。売れなければ意味がないのです。でも作品は絶対に安売りしてはいけません。作品を安く売ると作品自体の価値がなくなります。そして同時に商品化してしまいます。プライドも感じなくなります。魂も感じなくなります。

作品はむしろ高すぎるぐらい高値で売りましょう。作品ですので売れなくともよいのです。しかし作品の価値に気づいた人はそれが高額であったとしても、買ってくれるはずです。あなたにとってこれが作品だと思う名前詩は絶対に安売りしてはいけないのです。

あなたの名前詩作品が高額で売れると、あなたは一瞬怖くなるはずです。自分で作った作品がこんなに高く売れていいのか?と。不安になってくるはずです。

その値段を10万円としましょう。10万円の名前詩です。安くはありません。相場の何倍もする価格です。売れたら怖くなることでしょう。芸能人が作った名前詩ならまだしも、無名のあなたが作った作品なのですから。怖くなってもおかしくありません。

でもこれが現実なのです。特にネットショップなら日本全国の買い手にアピールできるのです。全国にはいろいろな人がいます。考え方も感じ方も人それぞれ様々なのです。買ってくれる可能性は大いにあるのです。




初心を忘れない

あなたの作品が高額で売れ、そこそこ稼げるようになり、あなたは少しずつ儲けることが楽しく感じるようになります。そして作品を表現するたびに、次もそうあってほしい、次も売れてほしい、もっと売れて欲しいと願うようになり、いつの日かあなたは、商品作りをしてしまいます。

ずっと売れていてほしいと思うようになった瞬間、あなたの目の前に大きな落とし穴が現れます。初心を忘れる瞬間です。作品の定義を忘れ、いつの間にかあなたは商品だけを作ってしまうようになります。目の前にお金がちらつき出すのです。

その証拠に売上が伸びて稼げるようになった頃には、あなたは買い手の要望に答えているはずです。どんなわがままにも応えます!という売り方に変わっているはずです。詩の修正にも応じ、全て買い手の言いなりです。その時点で、名前詩バブルが弾ける音が聞こえてくるのです。

他の販売店と何らかわらない対応。他がやっといることを真似してやるだけ。表現をすることを忘れてしまったため、作品としてのその後の展開は皆無。誰もが陥る負のスパイラル。

初心を忘れてはなりません。魂の表現、心の表現、作品への思い。あなたのオリジナルスタイルを貫く勇気を持ち続けなくてはならないのです。

商品は商品として作らなければなりません。とても大切なことです。しかし同時に作品は作品として表現し続けなければならないのです。作品と商品の両方を作るようになり、あなたの心の中で葛藤します。お金か作品か。この葛藤と闘い、乗り越えることにより、あなたは本当の名前詩作家になれるのです。本物の作品が作れるようになるのです。作品に磨きがかかるのです。ゆるぎないポリシーを持ち、大作を生み出すことができるのです。

お金か作品か。心の葛藤。かの有名な「あいだみつを」氏のそれと同じように…。