長寿のお祝い・名称・意味由来・謂われ
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長寿のお祝い(賀寿祝)…長寿(ちょうじゅ)祝いとは奈良時代頃から行われている日本古来の長寿を祝う風習のことです。別名を賀寿ともいいます。昔の人は短命でしたので、四十歳になると親戚縁者が集まり、お祝いの膳(祝い膳)を囲み、「無病息災」「健康長寿」を願って御祝いをしたそうです。40歳以降も10年を人生の節目として、年齢毎のお祝の年祝いをしていたそうです。ちなみに現代は、60歳の還暦祝いからが長寿のお祝いのスタートとされています。御祝いの仕方は地域による差があるようですので、その地域に伝わる習わし(しきたり)を考慮する必要があるかもしれません。
誰が行うのか…基本的には親しい家族の間で行いますが、最近では、親戚(伯父/伯父/叔母/伯母/兄/姉/弟/妹)、上司(社長/所長/専務/部長/先輩)、同僚、後輩、恩師(先生)、同級会(同級生/幼なじみの友)、取引先、お世話になった医師、幼稚園の先生、園長先生等、家族に限らず祝席をもうける場合もあるようです。
どこで行うのか…基本的には一般家庭(個人宅)ですが、人数が多くなる場合は、レストランや料亭、ホテルや旅館といった場所で行うこともあるようです。専用の特別プランや宴会プランを提供しているところもあるようです。
迷った時は?…昭和何年生まれの人がどの長寿のお祝いなのか、今年の還暦は何年生まれの人なのか等、迷った時は神社で確認してください。厄払い等を行っている神社であれば、今年の長寿祝いの詳細も掲示していると思います。
還暦…60年で干支(六十干支)が一周して、生まれた年の干支に還ることから、「暦が還る」という意味で60歳の長寿のお祝い還暦(かんれき)と呼ばれています。別名「本卦還り」とも言います。還暦祝いの時に「赤いちゃんちゃんこ」と「赤いずきん」を着用したり、「赤い座布団」に座ったりするのは、「赤ちゃんの頃に生まれ直す」ことに由来しています。還暦→赤ちゃん→赤の連想から、還暦といえば赤、還暦のイメージカラーは赤が定着しました。現代では60歳といえば、現役で働いている人も多く、「赤いちゃんちゃんこ」や「赤いずきん」の着用を嫌がる人も多く、「長寿のお祝いは古希から…」としているご家庭も増えたそうです。「還暦を祝う」を英語にすると「celebrate one's 60th birthday/辞書からの引用です」だそうです。「還暦を迎える」を英語にすると「reach one's 60th year/辞書からの引用です」だそうです。さすがに還暦という単語は英語には存在しないのですね。誕生日ということでひとくくりになるようです。欧米には干支も存在しないでしょうから。あたりまえですね。60歳といえば、定年退職の時期でもあります。60歳の誕生日で定年退職になる場合や、期末で定年退職になる場合等、組織や会社により退職時期は異なるのですが、一般に定年退職と還暦のお祝い時期は重なる可能性が高く、還暦祝いを優先するか、定年退職祝いを優先するか、悩まれる人も多くいらっしゃるようです。直接、ご本人に確認する方法がおすすめです。
古希…唐の詩人「杜甫」の詩の「曲江詩」の中の「人生七十古来稀なり」(じんせいしちじゅうこらいまれなり)に由来しています。昔の人は寿命が短かったので、70歳まで生きるのは希(まれ)だという意味の詩です。70歳の長寿のお祝い古希(こき/コキ/koki)という字は古稀とも書きます。「杜甫」の詩の原文には希ではなく稀という字が使用されていますので、正式には古希ではなく古稀と書くべきなのかもしれません。詳しくは専門家にご確認ください。
喜寿…「喜」の字を草書体で書くと、七十七に見えるので。77歳の長寿のお祝。喜寿(きじゅ/キジュ/kiju)。
傘寿…傘の略字が八十に見えるので。80歳の長寿のお祝い。傘寿の読み方は「さんじゅ」と読みます。「かさじゅ」「カサジュ」「kasaju」全て間違いですのでご注意ください。「さんじゅ/サンジュ/sanju」です。
米寿…「米」の字を分解すると八十八に見えるので。88歳の長寿のお祝い。米寿(べいじゅ/ベイジュ/beiju)。
卒寿…「卒」の略字「卆」が九十に見えるので。90歳の長寿の御祝い。卒寿(そつじゅ/ソツジュ/sotsuju)。卒寿「卒」は卒業の「卒」でもありますので、更なる飛躍を目指しての「大人からの卒業」ともいえるのではないでしょうか。人としての熟成をなし得るための卒業。
白寿…「百」の字から「一」を引くと「白」になるので。100から1をひくと99なので99歳の長寿のお祝いの白寿(はくじゅ/ハクジュ/hakuju)。昔と違って長生きをする人が増えています。最近では99歳のおばあちゃん詩人という人もいらっしゃいます。テレビに出ていたのを拝見いたしましたが、お顔にはしわもなく、肌がおきれいで、若々しい限りでした。まだまだ長生きをしてご活躍されるのでしょう。今や99歳という年齢はまだ現役の世代なのです。
茶寿…「茶」の字を「草冠の部分」と「草冠の下の部分」のふたつに分解すると、草冠の「十十(←本来の草冠の字形です)」と「米」に分けることが出来ます。草冠「十十」は「十」がふたつで二十、草冠の下の部分は米寿と同様に「米」に見立てて「八十八」になります。20と88を足すと108になるから。108歳の長寿のお祝い。ちゃじゅ/チャジュ/chaju。
皇寿「皇」の字を「白」と「一」と「十」と「一」に分解します。白寿と同様に「白」は「九十九」を意味します。「99」に「1」と「10」と「1」を足すと111になります。111歳の長寿のお祝い。こうじゅ/コウジュ/kouju。似たような名前の健康食品がありますね。
